ワーママは仕事や育児に追われがちですが、資格取得により現場で活かせるスキルを習得したい方もいるでしょう。
資格の種類は様々であり、難易度やコスト、資格取得にかかる期間などが異なります。
ワーママは資格取得のための勉強時間を確保できないケースが多いので、無理なく取得できる資格を選択することが大切です。
本記事では、ワーママ向けにおすすめしたい資格やその理由をポイントを交えてご紹介します。
ワーママが資格を取得するメリット
ワーママは資格取得を目指すと負担になりそうなイメージがありますが、就職時に有利になったり、キャリアアップにつながったりと、様々なメリットがあります。
ワーママが資格を取得するメリットについて解説します。
転職活動で有利になる
資格取得をすることにより、転職活動で有利になる可能性があります。
とくに、取得した資格を活かせる業種であれば、アピールポイントになるでしょう。
また、資格取得をすることで、就職先の幅が広がります。
興味のある分野の資格を取得し、就職活動に役立てましょう。
キャリアアップ・年収アップしやすい
資格取得をしていると、キャリアアップ・年収アップしやすくなります。
企業にもよりますが、資格手当を支給するケースがあります。
また、資格を取得していると、対応できる業務範囲が広がるので、キャリアアップにつながります。
知識やスキルの習得につながる
資格取得にチャレンジすることで、知識やスキルを習得することにつながります。
とくに、出産などによりブランクがある場合、学習材料として資格取得勉強をしてみると良いでしょう。
ブランクがネックになっている方も、資格取得により自信を持って仕事復帰できます。
ワーママにおすすめの資格10選
ワーママは育児と仕事の両立が必要なので、資格取得を目指すのであれば、比較的難易度が低く就職で役立つ資格を選ぶことをおすすめします。
独学もしくは通信講座で取得できる資格は、チャレンジしやすいでしょう。
ワーママにおすすめの資格を厳選してご紹介しますので、参考にしてみてください。
医療事務
医療事務は、医療機関における受付業務を行います。たとえば、以下のような業務があります。
- 会計
- レセプト管理
- クラーク業務
医療事務の資格を取得することで、未経験であっても採用されやすくなります。
比較的残業は少なく、体力的な負担も感じにくい職種です。子育てとの両立にもおすすめです。
医療事務の資格は通信講座などを利用し、比較的取得しやすくなっています。
早ければ1ヶ月程度で取得できるケースもあります。教材を見ながら受験できるのも、初心者の方でも取得しやすいポイントです。
調剤薬局事務
調剤薬局事務は、主に調剤薬局で勤務し、薬剤師をサポートします。以下のような業務を行います。
- 受付対応
- 電話対応
- 調剤報酬管理
薬の基礎知識が身につくので、日常生活にも役立ちます。
調剤薬局事務関連の求人は多いので、資格取得をすることで就職先の幅が広がります。
調剤薬局事務の資格は比較的合格率が高く、数ヶ月で取得できます。通信講座を利用するとより取得しやすいです。
登録販売者
登録販売者は、薬局やドラッグストアなどで活用できる資格です。
一般用医薬品の販売業務に携わります。
就職先の幅が広がるのはもちろん。自身の健康管理にも役立ちます。
国家資格でハードルは高めなので、類似の資格を取得したい場合は調剤薬局事務の資格を取得するのも手段です。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、就職で有利になりやすいおすすめの資格です。
オフィスソフトは幅広い業種で求められます。
たとえば、以下のソフトの使い方を学べます。
- エクセル
- ワード
- パワーポイント
レベルが一般と上級に分かれているので、現在のスキルに合わせて選ぶことが可能です。
事務系の仕事など、有利に就職しやすくなります。
国際資格なので、幅広い業種で活用できます。
簿記
経理関連の仕事をしたい場合は、簿記がおすすめです。
簿記を取得すると、以下のような知識を習得できます。
- 企業の経営状況を確認できる
- 決算書・損益計算書などについて理解できる
簿記を取得することで得られる知識は、様々な企業で役立ちます。
簿記には、1級・2級・3級と複数段階あるので、レベルに合わせて選びましょう。
独学でも可能ですし、自信がない場合は通信教育を利用するのも手段です。
ITパスポート
IT関連の知識を深めたい場合は、ITパスポートがおすすめです。
情報処理に関するスキルを習得できます。
比較的初心者の方でも取り組みやすい資格となっています。
IT化が進んでおり幅広い業種で需要があるので、取得すると就職する際有利になりやすいです。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)は国家資格です。1級・2級・3級があるので、レベルに応じて選択できます。
また、国家資格なので就職の際有利になりやすいです。
初心者の方には、最もハードルが低い3級がおすすめです。
独学でも数ヶ月で取得できる可能性があります。
FPの資格を取得すると、仕事ではもちろん、日常生活でも役立つ場面があります。
たとえば、以下のような知識を習得できます。
- 会計管理
- 住宅資金
- 税金について
- 節約のノウハウ
FPの資格を取得することで、人生設計が変わるケースもあるでしょう。
また、以下のような業種への就職で有利になります。
- 金融業界
- 保険業界
- 不動産業界
- 人事関連
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産関連の業務に携わりたい方におすすめです。
法律や税金関連の知識が必要であり専門性が高く難易度は高めですが、就職する際は有利になります。
また、アパート経営をするなど、不動産投資に興味のある方にとっても役立つ資格です。
不動産関連の就職に興味がある方は、チャレンジしてみると良いでしょう。
整理収納アドバイザー
片付け・整理整頓に興味がある場合は、整理収納アドバイザーがおすすめです。
整理収納アドバイザーの資格を取得すると、家事代行などの業務に携われるようになります。
仕事はもちろん、日常生活に役立つのが魅力です。
普段の家事に役立てたいと、整理収納アドバイザーの資格を取得する主婦も多いです。
1級・2級・3級と段階がありますが、仕事に活かすには1級を取得するのがおすすめです。
食生活アドバイザー
食生活アドバイザーは、就職時に有利になるのはもちろん、日常生活にも活用できる便利な資格です。以下のような様々な業種で求められています。
- 医療機関
- 教育機関
- 食品メーカー
- 飲食業界
食は健康管理に重要なので、自身や家族のためにチャレンジしてみると良いでしょう。
ワーママが資格取得の勉強時間を確保するには
ワーママは育児や家事、仕事に追われ、資格取得の勉強時間を確保できないケースが多いです。
ワーママが資格取得の勉強時間を確保するには、工夫が必要です。
勉強時間を確保するポイントについて解説します。
通勤時間を有効活用する
通勤時間や通勤手段によっては、時間を有効活用できるケースがあります。
公共交通機関を利用して通勤しており距離が長い場合は、テキストを読んだり音声を聞いたりすることが可能です。
移動時間やバス・電車などの待ち時間をうまく利用すれば、勉強時間を確保できるケースがあります。
隙間時間を有効活用する
まとまった時間の確保が難しい場合は、隙間時間を有効活用するのがおすすめです。
たとえば、以下のような方法があります。
- 子どもが寝ている時間を利用する
- 家事と家事の合間に数分勉強する
テキスト1ページのみもしくは数問であっても、積み重ねると勉強時間の確保につながります。
勉強時間を確保できずに悩んでいる方は、5~10分の隙間時間を積み重ねていきましょう。
保育園の時間を長めにする
環境にもよりますが、保育園の時間を長めにするのもおすすめです。
子どもがいると、どうしても自宅で勉強時間を確保するのが難しくなります。
また、仕事が休みの日は子どもを家に置いておくという家庭もありますが、可能な限り預けるようにすると、自分の時間を確保しやすくなります。
周囲のサポートをうまく利用するのが、時間を有効活用するポイントです。
取得する資格の選び方
ワーママにとって資格取得は有用ですが、取得する資格選びが重要です。
無理なく取得でき自分に合う資格を選ぶことで、最大限活用できます。
資格の選び方のポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
受験資格を確認する
取得する資格を選ぶ際は、受験資格を確認することが大切です。
資格には通常、受験資格が設定されてあります。
たとえば、以下のような要素に関し、制限がかけられているケースがあります。
- 規定の大学・専門学校を卒業する必要がある
- 講習会の受講などの条件がある
- 実務経験を求められる
現時点で受験資格を満たしていない場合、まず、要件をクリアする必要があります。
ただし、時間と労力のかかる要件がある場合、ワーママにとって現実的ではないでしょう。
資格取得を目指す際は、まず、要件を満たしているか確認しましょう。
難易度を確認する
ワーママが資格取得をする場合、難易度が高いと負担になります。
ワーママは育児や仕事に追われがちで、十分な勉強時間を確保できないケースがあります。
また、難易度の高い資格は、取得するまでに時間がかかります。
自力で取得するのが難しい場合は、コストもかかります。
育児や仕事の合間の勉強で無理なく取得できるレベルの資格にチャレンジすることが大切です。
必要なコストを確認する
資格取得にチャレンジする際は、必要なコストを確認することが大切です。
というのも、資格取得に膨大な費用がかかる場合、コストパフォーマンスの観点から現実的ではありません。
以下のような資格はコスパが良いので、取得しやすいです。
- 受験資格の要件が厳しくない
- 資格取得にかかる勉強時間が少ない
- 資格取得により待遇が有利になる
- 給与に反映される
それほどコストをかけずに現場で役立つ資格を選択することをおすすめします。
資格取得にコストをかけたにも関わらず、思ったよりも活用できないという失敗例もあります。
資格取得を目指す際は、コストに見合う成果を得られるか確認しましょう。
まとめ
ワーママは仕事と育児に追われて大変ですが、無理のない範囲で資格を取得すると、活躍の幅が広がります。以下のような資格を取得するのがおすすめです。
- 費用や体力面での負担が少ない
- 比較的短期間で取得できる
- 就職活動で有利になる
- 現場で活かせる
また、仕事のみならず、日常生活で役立つ資格を取得すると、より有効活用できます。
自分に合う資格を見つけ、チャレンジしてみましょう。