これから転職を考えている人や、新卒でどのような業界に進もうか悩んでいる人は多いでしょう。
様々な業種・業態がありますが、その中でも将来性があるIT業界は人気があります。
そこで本記事では、IT企業に就職するメリット・デメリットや就職する方法、持っていた方が良いスキルなどを徹底解説しました。
それだけでなく、IT企業に就職する際に注意しておくべき点についても解説しています。
これからIT業界に進みたいと考えている人は、是非最後までご覧下さい。
IT系企業に就職するメリット・デメリット
まずはIT系企業に就職するメリット・デメリットを解説していきます。
これから紹介するメリット・デメリットを把握して、IT企業に転職する価値があるのか検討しましょう。
メリット1 給料が高い
IT企業は利益率が高いので、給料が高くなる傾向があります。
例えば飲食店は、広い店舗の賃貸費や水道光熱費、食材原価などが必要なので、利益率が低く従業員の給料も低いです。
しかしながら、IT企業は従業員が座れる程度の広さの事務所とパソコンなどの機器だけで業務できるので、固定費が低く利益率も高いです。
給料が高い業界に進出したいと考えているのであれば、IT企業に就職するのは非常に良い選択肢だと言えるでしょう。
メリット2 将来性がある
これからITは、どのようなビジネスにも関わってくるので、将来性があります。
実際にITの需要は伸びているにも拘らず、人材が圧倒的に不足していて、2030年にはIT人材が75万人も不足すると予測されている状態です。
需要が伸び続けていて将来性があるIT企業に就職することで、生活が安定する可能性は高いと言えるでしょう。
将来性のある仕事を探しているのであれば、IT企業への就職は非常におすすめです。
メリット3 キャリアの選択肢が広がる
IT企業でスキルを身に付けることができれば、キャリアの選択肢を広げることができます。
人材不足が深刻化しているIT業界は、スキルがあれば会社員だけでなく、起業することも十分に可能です。
また、IT業界は固定費が少ないので、他の業界に比べて低リスクで起業することができます。
会社員以外のキャリアの選択肢を広げたいのであれば、IT企業は良い選択肢の1つと言えるでしょう。
デメリット1 常に学習する必要がある
IT業界は日々成長していて、常に学習を継続しなければ付いていくことができません。
例えば、今まで学んで習得した技術が、全く使えなくなることは普通にあります。
また、新しい技術が発展したことで、今まで学んで習得した技術は意味が無くなる可能性も十分に考えられます。
常に学習をしてスキルを身に付けられる人にしかIT業界では活躍できないと覚悟しておきましょう。
デメリット2 小さい会社も多い
IT業界は起業が他の業界に比べて難易度は低いので、小さい会社も多いです。
その為、IT業界で就職活動すると小さい企業に入社する可能性もあります。
多くの企業が存在するIT業界は競合も多いので、小さい会社が数年で倒産することも珍しくありません。
これからIT企業に入社しようと考えている人は、小さい企業でも将来性があるのか判断することが大切です。
未経験からIT系企業に就職する方法
今までの記事を読んで、IT企業に転職・就職したいと考えている人も多いでしょう。
しかしながら、IT企業は経験者を採用している企業も多く、未経験では厳しい業界だと言われています。
そこで、未経験からでもIT企業に入社する方法を紹介していきます。
自分でスキルを身につける
自分でスキルを身につけることで、未経験でもIT企業に採用される可能性を広げることができます。
例えばアプリ開発会社に就職したいのであれば、プログラミングを学んでおくことで採用される可能性は高くなるでしょう。
広告代理店であれば、デザインやWEBマーケティングを学んでおくことで採用される可能性は高くなります。
資格を習得する
資格を習得しておくことで、自分が持っている知識や技術を証拠としてアピールすることができます。
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- システムアーキテクト
- プロジェクトマネージャー試験
- ネットワークスペシャリスト
基本的に、IT企業の就職・転職で評価される資格は難易度が高いです。
実際に、ITパスポートなどの簡単な資格を採用の評価基準にしている企業は珍しいです。
また、資格を持っていても採用の絶対的な基準になることはありません。
資格で学んだ知識を使ってポートフォリオを作ることで、自分のできることが可視化されて採用の可能性が高くなります。
まずは資格で知識を習得して、それを活かしてポートフォリオを作成するのが、採用される可能性を上げるポイントです。
未経験可の企業を探す
IT企業の中には、未経験の人材を採用している会社も一定数は存在するので、そのような求人に片っ端からエントリーしていくのも選択肢の1つです。
しかしながら、未経験可の企業の中にはポートフォリオを用意しないといけない場合もあるので、独学で良いのである程度のスキルは身に付けておいた方が良いでしょう。
IT企業に就職する際に必要なスキル
それでは、IT企業に就職する際に必要なスキルを4つ紹介していきます。
プログラミング
プログラミングの技術があれば、IT企業に就職できる可能性を一気に高めることができます。
アプリ開発やWEB制作などプログラミングで様々な仕事に対応することが可能です。
難易度は高いですが、本気でIT企業に就職したいのであれば挑戦する価値はあると言えるでしょう。
現在はWEBサービスやYouTubeで簡単にプログラミングを学ぶことができます。
もし独学で習得するのが難しいと感じたら、プログラミングスクールで学ぶのも選択肢の1つです。
デザイン
デザインはWEB事業を行う際に、非常に重要な業務になります。
例えばホームページ制作やアプリ開発の画面のデザインは、全てデザイナーの仕事です。
デザインに関しても書籍やWEBサービスで簡単に学べるので、何かをデザインするのが好きな人は挑戦することをおすすめします。
WEBマーケティング
WEBマーケティングは、サービスを開発した際にユーザーへ認知拡大するスキルになります。
例えば、アプリを開発したにも拘らず、ユーザーを集めることができなければ収入を作ることができません。
WEBサービスなどに関しても同様です。
また、ホームページ制作をしたとしても、ユーザーに認知されず見られなければ、全く作った意味がありません。
自社や他社のサービス・ホームページなどの成果物をユーザーに認知させるために、WEBマーケティングのスキルは必要です。その為、WEBマーケティングのスキルを持っている人材は、IT企業で重宝されます。
継続して学習できる努力
IT業界は新しい技術がどんどんと出てくるので、継続して学習する能力が必要になります。
今まで学んだことが一気に使えなくなることもある為、しっかりと学習できる努力を持つようにしましょう。
IT企業に就職する際の注意点
最後に、IT企業に就職する際に気を付けておくべき注意点を解説していきます。
これから紹介する注意点を把握して、自分の理想のIT企業に就職するようにしましょう。
派遣は辞めた方が良い
IT企業の中には、人材を派遣するような形の事業を展開している企業があります。
派遣だと派遣先会社の雑用業務を多く請け負うことになるので、あまり自分の技術を上げることができません。
また、自宅から距離が遠い場所に派遣される可能性もあるでしょう。
本当にスキルを上げたいのであれば、自社開発や開発代行を受けているIT企業に就職することをおすすめします。
業務がITと関係ない
自社開発や開発代行の企業に入社したとしても、ITと全く関係のない業務を請け負うことになる可能性があります。特に未経験の人材は、入社後にITの仕事を担当できない可能性があるので注意しましょう。
例えば、プログラマーとして採用されたにも拘らず、データ入力や事務作業などを請け負うことがあります。
また、営業に回されることも少なくありません。
ECサイトを運営している会社にマーケターとして採用されたにも拘らず、商品の梱包や品出しが主な業務になる場合もあります。
ITと関連する業務ができる企業に入社したいのであれば、面接の段階で業務内容などについては詳しく確認しておきましょう。
過労の傾向がある
IT企業はクライアント様を対象にしたビジネスなので、要望によっては終電ギリギリまで残業して対応しなければいけない場合があり、過労になる傾向があります。
特に広告代理店は残業が多い傾向があり、仕事中心の生活になる可能性が高いです。
プライベート中心の生活をしたいのであれば、納期などが無いIT企業に入社することをおすすめします。
在宅ワークできるは間違いの場合もある
IT企業には在宅ワークできるという謳い文句で、応募者に魅力的に見せようとしている企業は多いです。
しかしながら、在宅ワーク制度を利用できるという企業の多くは、新卒では利用できません。
ある程度の経験をして仕事ができるようになってから在宅ワーク制度を利用できるようになるのが大半なので、新卒から在宅ワークを夢見て入社するのであれば、事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、IT企業に就職するメリット・デメリットや就職する方法、持っていた方が良いスキルや注意点などを徹底解説しました。
IT企業は将来性があり給料も高い傾向があるので、転職先の業態としては非常におすすめです。
しかしながら、他の業態に比べると未経験から就職する難易度が高い為、ある程度のスキルを持っていないと簡単に内定を貰えません。
独学や資格学習で知識・スキルを身に付けて、ポートフォリオを用意するのが、未経験からIT企業に就職できる可能性を高められるパターンになります。
コメント